こんにちは。プログラマー・ITエンジニア・宅録エンジニア・ギタリストの小林薫です。
今回は「名前を付けよう(フォルダ・ファイル名の命名規則)」と題し、プロジェクトファイルやフォルダの名前を付けるときの考え方やおすすめの命名規則についてお話ししていこうと思います。
命名規則
フォルダ名
プロジェクトファイルを新規作成するときに設定するフォルダ名は、以下のようにするのがおすすめです。
こうすることで、更新日時にかからわずフォルダ名で並び替えたときに作成が古い順、または新しい順になり、非常に見やすくなります。
ただ、こうしなければいけないという決まりはないので、いろいろ試してみて自分が見やすい命名規則を見つけるのが良いでしょう。
プロジェクトファイル名
僕は経験が無いですが、プロジェクトファイル名や書き出したオーディオファイル名に日本語(全角文字)が入っていると、他の環境で見た時に文字化けする可能性があるようです。
調べてみたところ、Macで日本語名を付けたファイルをWindowsで扱おうとした際などに文字化けすることがあるようですね。
そのため、プロジェクトファイル名に日本語を使うことは、今は問題なくても潜在的に文字化けのリスクを抱えていることになるため、英語(半角文字)で名前を付けることをおすすめします。
“繧ク繝ァ繝ウ繝サ繝壹ヨ繝ォ繝シ繧キ”のような意味不明な文字列のことです。みなさんもどこかでは見たことがあると思います。
では、なぜこのようなことが起こるのでしょうか。
ざっくり言うと、文字列の記述時と解析時に使用している文字コードが異なることが原因です。
コンピュータは0と1だけで表現した2進法しか理解できないため、我々が普段使っている言語をコンピュータが理解できるようにするには、0と1だけで表現できる形式に置き換える必要がありました。
そこで我々の使っている言語を0と1に置き換える変換ルールが作られました。この変換ルールを文字コードと呼びます。
詳細な説明は省きますが、紆余曲折あって文字コードは複数作られました。同じ文字でも文字コードごとに表記方法が異なる(※)ため、記述時に使用した文字コードと解析時に使用する文字コードが異なる場合に、意味不明な文字列が表示されてしまうのです。
※例えば「あ」という文字はUnicodeなら「U+3042」、Shift JISなら「0x82A0」が割り当てられています。
まとめ
今回は「名前を付けよう(ファイル名/フォルダ名の命名規則)」と題し、プロジェクトファイルやフォルダの名前を付けるときの考え方についてお話ししてきました。まとめると、
・プロジェクトファイル名はなるべく英語表記にするべし
です。この記事が皆さんの参考になれば幸いです。
次回は「備えあれば憂いなし(バックアップ)」をお届けする予定です。お楽しみに。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。