こんにちは。プログラマー・ITエンジニア・宅録エンジニア・ギタリストの小林薫です。
今回は、「なぜかすぐにCubaseが落ちる人(タスクマネージャ)」と題し、Cubaseが落ちる原因と対策についてお話ししていこうと思います。
前回の「1-3.何もしていないのに壊れた/動かなくなったの真実と嘘」でお話しした通り、何もしていないのに落ちた、はあり得ません。自分の操作が原因です。
Cubaseが落ちる原因
では、何が原因なのでしょう。
まず、Cubaseプロジェクトが落ちる(=突然シャットダウンする)メカニズムとしては、パソコンが処理の許容量をオーバーし、「もう無理!」となり強制的にCubaseをシャットダウンするのです。
ではそのパソコンの処理の許容量、つまり限界はどのくらいなのでしょうか。それを調べるためには、タスクマネージャーという機能が便利です。
まずは画面下のタスクバーのアイコンがない箇所を右クリックし、「タスクマネージャー(K)」をクリックします。
すると以下のような画面が表示されます。これをタスクマネージャーと呼びます。
タスクマネージャーでは、主に以下を確認できます。
・現在PC上で動いているアプリケーションが、PC内の記憶領域をどのくらい占有しているのか
※ほかにも確認できる内容はあるのですが、今回の内容とはあまり関係がないので省略します。
最初に表示される「プロセス」タブでは、現在どのようなアプリケーションが稼働しているのかが確認できます。
アプリの下に表示されているのが現在稼働中のアプリケーションです。バックグラウンドの下に表示されている項目は、画面上には表示されていないけれどバックグラウンド(裏)で動いているアプリケーションです。意外とたくさんありますね。
ちなみにエクセルファイルやCubaseファイルが固まって閉じることができなくなってしまった場合は、ここで該当のアプリケーションを右クリックして「タスクの終了」を選択することで強制的にシャットダウンすることができます。
次に「パフォーマンス」タブを見てみましょう。
左の列の上から2番目、メモリをクリックしてみましょう。
本講座の第二回で紹介しましたが、メモリとはアプリケーションを動かす際にデータを一時的に記憶しておく領域のことです。机の広さにたとえられるというお話をしましたね。
僕のPCの場合は、全部で32GBのうち半分弱を使用しており、使用できる領域が半分以上残っているので、安定した動作が期待できる、と読み取ることができます。
このメモリがいっぱいになってしまうと、それ以上処理を行うことができず、アプリケーションが固まるか、もしくはPCが自動的に原因となっているアプリケーションをシャットダウンしてしまうのです。
なので、Cubaseがよく落ちる人は、このメモリがいっぱいいっぱいになっている可能性が高いです。Cubaseをはじめとする波形編集ソフトはメモリの使用量が非常に高いです。加えて、アプリケーションは立ち上げていればいるほどメモリの容量を圧迫するので、Cubaseを立ち上げている間は極力ほかのアプリケーションを閉じておくのが良いでしょう。
それでもまだ落ちるという人は、そもそもメモリの容量が足りていない可能性が高いです。最近のPCは少なくとも8GBのメモリを備えているモデルが多いですが、本格的にDAWをやろうとすると8GBでは足りないと思います。少なくとも16GB、欲を言えば32GB欲しいところです。
モデルによってはPCの裏を開けて物理的にメモリを増設できるものもあるので、足りないと感じている人は自分のモデルが増設可能か調べてみると良いでしょう。増設が不可の場合は、PCの買い替えを検討しても良いかもしれません。
まとめ
今回は「なぜかすぐにCubaseが落ちる人(タスクマネージャ)」として、メモリとタスクマネージャについてお話ししてきました。まとめると、
・Cubase立ち上げ中はほかのアプリは閉じるべし。
・それでもメモリが足りない場合は増設、または買い替えを検討するべし。
です。この記事が皆さんの参考になれば幸いです。
次回は「名前を付けよう(ファイル名/フォルダ名の命名規則)」についてお話ししようと思います。お楽しみに。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。